ベテランコンサルタントの住谷さんが産休に入ります!

産休

コンサルティング・BPO事業本部で勤務するベテランの女性社員である住谷さんが、産休のご挨拶のチャットくださいました。

「しばらく職場を離れることになります」「これまで働かせてもらってありがとうございます」育児と出産は大変だけど頑張ります」「寂しいですけれども」「復職する時にはよろしくお願いします」などと、とても心温まるメッセージを書いてくださいました。

本当に住谷さんの人柄がにじみ出るような文章で、今時、こんなに丁寧なメッセージを送ってくれる人がいるなんて、、、と思うほどです。朝、メッセージを確認した時には、心が暖かくなりました。本当に素敵な社員に囲まれて働けることを、心から感謝しています。

住谷さんのように産休・育休を取る方は、弊社では珍しくありません。当社は、社員が約70名、そのうち女性が70%を占めていますし、年齢的にも30前後で既婚者が多く、常に誰かが産休・育休を取っている状態です。

実際、この充実した育休制度は、人事部の橋口さんが自らワーキングマザーとして苦労した経験をもとに整えてくれたものです。産休制度、時短勤務のオプション、男性の育休制度、リモートワークなど、当社では他社と比べても、働く女性に優しい制度が整っていると思います。

あるいは、制度だけではなく、これらの制度を運用して、出産育休を取りやすい環境を作っている、各部署の責任者、マネージャーの皆さんのコミットが大きいと思います。

そして何より、一緒に働く仲間たちが出産や育児という人生の一大イベントを迎えている人たちを心から応援し、サポートする環境が自然と作られているのが、イノーバの特徴だと思います。

これは、イノーバが採用時に「人柄基準」を設けていることが寄与しているのかもしれません。この人柄基準というのは、ちょっと変わった採用方針かもしれないです。マーケティング支援業というのは、お客様と向き合う仕事ですから、「締切に追われる」、あるいは、「お客様の要望に応えるのが大変」、また、めったに起きないですけど、「案件がプチ炎上する」などもゼロではないのです。だからこそ、僕は、社員で話し合って、お客様と向き合う時には、常に「気を張って」いる必要があるし、時として、ストレスを感じる事もある。だからこそ、社内の雰囲気は良くしたい。ぶっちゃけ、クライアントワークは大変だけど、社内の雰囲気がいいから頑張れるよね、そういう風にしようと思ったのです。

そして、イノーバは、今採用がすごく強い企業になっていて、エン・ジャパンで媒体採用などをすると、5人の応募枠に7000通の書類応募が来る位の人気企業なのです。従って、この倍率で、人柄採用を当てはめると、本当に、「一緒に働いてみたい」と思えるいい人達が、集まる会社になるのです。

住谷さんは、人柄では、イノーバでトップクラス。もう5年とか、6年前でしょうか。会社の調子が良くなく、会社の雰囲気がぎすぎすした時でも、不平不満一つ言わずに頑張ってくれていました。本当にお客様想いですし、仕事に対して一切妥協しないそういうタイプの人です。そして、何よりも、笑顔が素敵で、周囲を自然と明るくするタイプの人なのですよね。

最近、思うのは、イノーバの魅力は、住谷さんのようなお客様想いで、誠実に努力できる人が揃っていることなのではないかなと思っています。

昨日も、お客様とお話したのですが、マーケティング支援業というのは、正直お客様から見ると、「どこもそれなりにいい事を言っているように見える」し、「正直違いが見えにくい」業態だと思います。ただし、マーケティング支援業の会社の良し悪しというのは、社員の人と話すと、一発でわかるんですよね。だから、マーケティング支援会社の売りは、「社員」ではないかと思うのです。

あと、脱線ついでに話すと、先日、「日本一競争が激しいマーケティング会社」というキャッチフレーズを掲げている会社がありました。これは、一見理にかなっているように見えますが、私のマーケティング会社の経営経験からすると、お客様のためにも、社員のためにも、良くないコンセプトですし、社風だと思いました。Googleも、最初は、IQ重視で、PhDなどを大量に採用していましたが、業績に一切の関係がないことが統計分析で判明し、今はコラボレーティブ、チームカルチャー重視になってると思います。

マーケティング支援業は医療と似ています。以前に日野原さんが経営されていた聖路加病院の社員の口コミをチェックしたことがあります。一般論として、病院の社員の口コミは総じて良くないです。これは忙しい職場環境から来るある程度仕方のない事象だと思うのですけれども、聖路加病院は、その口コミの良さにびっくりしたことを覚えています。

理想の医療は、理想の職場環境から生まれますし、理想のマーケティング支援は、理想の組織文化から生まれるのです。

少し話がそれました。今後も、イノーバは、働く女性支援を継続していきますし、よりよい制度を模索していきます。そして、産休・育休が当たり前に気兼ねなく取れる職場を作る事で、社会に対して、責任を果たしていきたいと考えております。

改めて、住谷さんの出産は本当に喜ばしいことです。元気な赤ちゃんの顔が見られることを楽しみにしていますし、先のことにはなりますが、また職場に戻ってきたいと言ってもらえたことをとても、嬉しく思います。彼女が職場に戻ってくるその時までに、今よりもさらに魅力的な会社に変えていかなければならないという使命感を感じました。

ABOUT US

宗像淳
1998年に富士通に入社、北米ビジネスにおけるオペレーション構築や価格戦略、子会社の経営管理等の広汎な業務を経験。 MBA留学後、インターネットビジネスを手がけたいという思いから転職し、楽天で物流事業立ち上げ、ネクスパス(現トーチライト)で、ソーシャルメディアマーケティング立ち上げを担当。ネクスパスでは、事業開発部長として米国のベンチャー企業との提携をまとめた。 2011年6月にコンテンツマーケティング支援の株式会社イノーバを設立、代表取締役に就任。 著書『商品を売るな コンテンツマーケティングで「見つけてもらう」仕組みをつくる』(日経BP社)、『いちばんやさしいコンテンツマーケティングの教本 人気講師が教える宣伝せずに売れる仕組み作り』 (『いちばんやさしい教本』シリーズ」、インプレス)