サイトリニューアル費用高騰の背景に迫る

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※本記事はイノーバのメルマガから転載した内容です。

こんにちは。イノーバ マーケティング部の山野です。

イノーバは今コーポレートサイトリニューアルを進めていまして、「サイトリニューアルの費用って高騰しているな」と思ったので、今回はそれについてつらつらと書きたいと思います。

私は新卒で入った会社がサイト制作会社だったので、これまでに数十件のBtoB企業のサイトリニューアルを経験してきたのですが、当時(2014年ぐらいでした)と比べると、費用感でいうと1.5倍〜2倍くらいになってるんじゃないかと思います(めちゃくちゃ肌感です)

サイトリニューアルの費用を決める要素はいくつかあって、大きく影響するのは以下の2つです。

  1. 制作会社の規模
  2. 作業範囲

サイトリニューアルは労働集約型産業で、制作費用の内訳はほとんどが人件費です。そのため、大規模な制作会社ほど抱えるスタッフの数が多く、それを管理するためのコストが増え、結果、小さな制作会社と比べると割高になります。賃料やシステム利用料など固定費が高くなるというのもあります。だから、大規模な会社ほど見積もりが高く、小さな会社、あるいはフリーランスほど安い、という傾向があります。

今日のメルマガでは「サイトリニューアルが昔と比べて高くなっている」ということを書きたいのですが、その主因は後者の「作業範囲」の拡がりに伴うものだと私は考えてます。
作業範囲というのは、要件を決めたり、ワイヤーフレームを作ったり、デザインをしたりという一連の制作プロセスのことです。

 

2014年当時のサイトリニューアルは今よりとてもシンプルなものでした(すみません、これも私の経験上・観測範囲では、です。)

「サイトが古くなってきたから新しくしたい」とか、「Webを活用する時代だ」ということで、一般的に「サイトリニューアル」という言葉はあくまで、「サイトというガワの部分を綺麗にデザインし直す」という意味を持っていたと思います。

そのため、作業範囲も今よりずっとシンプルでした。「要件を定義して〜ワイヤーフレームを作って〜デザインして〜コーディング・実装〜動作検証して、はい終わり」という感じで、大雑把にまとめるとサイトリニューアルは「制作」業でした。

 

今のサイトリニューアルはどうかというと、結構複雑になっています。

例えば、「サイトからリードを獲得するための数多くのフォームを設置して裏側ではデータベースを用意」したり、「サイトに人を呼び込むためにブログ機能を実装する」など、ガワだけのサイトリニューアルに加えて、マーケティング施策も一緒に取り組むことが一般的になっています。

加えて、「どれぐらいの成果を求めるのか?」「ROIはどの程度か?」「費用回収期間はどの程度要するか?」という感じで、「コンサルティング」的な意味合いを帯びたサイトリニューアルも多くなっています。

 

2014年頃、私が手掛けたような「ガワだけのサイトリニューアル」「サイト制作業」というのは今では少なくなってきているのでは、と思います。

このように作業範囲が拡大すると単純にやることが増えるので、その分工数が嵩んで、サイトリニューアルの費用は膨らんでいくわけですね。

 

ちなみに、昔と比べて今でも十分にサイトリニューアルは高額ですが、今後更に高くなっていくと思います。BtoBマーケティングの今後を考えると、マーケティング文脈でのサイト活用の仕方はさらに発展していくはずです。

すでに活用が進んでいますが「会員登録」機能などはますます浸透していくでしょうし、数年すれば「BtoB EC」の領域も盛り上がっていくでしょう。そうしたときに、今よりもさらに作業範囲が広がって、サイトリニューアルの費用は上がっていくと思われます。

こうした事情を知らずにサイトリニューアルの見積もりを取り寄せると、結構驚くことになると思いますが、マーケティングをしていく上で、自社のサイトは非常に重要な役割を持ちますので、妥協せずにしっかり作っていきたいですね。

ということで特にメッセージが無くて恐縮ですが、自戒も込めてということで、終わりにしたいと思います。

ABOUT US

山野 亮マーケティングG マネージャー
株式会社イノーバでマーケティング部のマネージャーをしています。BtoBマーケティング / コンテンツマーケティングに関する投稿が多めです。昔はウェブディレクターだったので、ごくたまにウェブサイトの話もします