※本記事はイノーバのメルマガから転載した内容です。
※この記事は「コンテンツを大量に作成しなければいけない時代に、マーケターはどう対応するか?」の続きです。
こんにちは、イノーバ社員コラム 2通目をお送りします。前回に引き続き、山野が執筆いたします。
前回は、
「マーケターはコンテンツを大量に作らないといけない時代が到来している」
「他方、マーケターは常に忙しくてコンテンツを作る余力が残されてない企業も多い」ということを書きました。
今日は、「限られたリソースでより多くのコンテンツを作るには?」というテーマで、コンテンツづくりの秘訣をお伝えします。
イノーバのマーケティングチームが頻繁に使う方法からご紹介します。
我々はよくコンテンツを作ります。だいたい、ブログを月に10数本、ウェビナーを月に8回、メルマガを数十本、ホワイトペーパーを数冊と、たくさん作っているんですが、これを普通に一個一個作るとそれなりに大変です。
そんなとき、よく使うのが「ワンコンテンツマルチユース」という方法です。具体的には、ウェビナー用コンテンツを作ったら、それをホワイトペーパーにもするし、ブログにもする、ということをします。図示すると以下のようになります。
コンテンツをひとつひとつ作るのは、それなりに時間を要しますので、この方法を使えば一気に作業工数を短縮することが出来ます。文章も共通する部分が多くなるので、執筆コストも下がりますね。このように、一石二鳥・一石三鳥的な方法でコンテンツを作るアプローチが「ワンコンテンツマルチユース」です。
ちなみにこのやり方、作り手の都合的にいいのはもちろんですが、見込み顧客・購買担当者の方にとってもメリットがあります。
「BtoBにおける購買担当者」とひとくちにいっても、購買検討度合いによって、求めるコンテンツの「形態」は異なります。具体的には、検討度合いが高まっていればウェビナーでじっくり話を聞きたいでしょうし、少し興味がある程度であればサクッとブログを読む程度にしたいとか、検討度合いに応じて必要なコンテンツが異なる、ということです。
あと、単純に好みの問題でもあり、ブログでサッと読むことを好む人もいるし、ホワイトペーパーのように一定まとまった情報を時間をかけて読み込みたい人も存在します。
なので、同じテーマでも複数の形態としてコンテンツを作ることは購買担当者の人にとってよく、かつ作り手の都合的にも、一個作ればあとは他の形態にチューニングするだけなので「お互い良いこと尽くめだ」というのがワンコンテンツマルチユースの考え方です。
先程紹介したウェビナーコンテンツをホワイトペーパー・ブログにする、というのも一つのやり方ですし、それ以外にも、
- 外部のイベントで登壇した内容をブログにする
- SNSで呟いている文章をひとつにまとめてブログにする
- 営業資料をウェブサイトのサービスページに転用する
など、ワンコンテンツマルチユースは様々な方法があります。
コンテンツを作りたいけどリソースが不足している、というマーケターの方は数多くいらっしゃいます。というよりほとんどそうなのでは、と思います。今日ご紹介した、ワンコンテンツマルチユースのやり方で、工夫しながらより多くのコンテンツを多くの方に届けていただけたらと思います。
※この記事は「コンテンツを大量に作成しなければいけない時代に、マーケターはどう対応するか?」の続きです。